肛門腺とは? 肛門の左右(時計に例えれば 4 時と 8 時の位置)にある一対の袋を肛門嚢(腺)といいますが、この中に悪臭がある分泌物(液体からペースト状)が入っています。 この分泌物が「肛門嚢液」、あるいは「肛門腺液」などと呼ばれているものです。
猫 こうもんせん どんなにおい?
肛門腺液のニオイが生魚に似ているという飼い主さんの声もありましたが、ニオイのプロは「それほどでもないかも…」という印象のようです。 「生魚のニオイと肛門腺液のニオイはどちらも窒素の化合物ですが、生魚のものは『アミン』、肛門腺液のものは『アンモニア』と、化合物の種類が異なるためにニオイも違います。
猫 こうもんせん どこ?
猫ちゃんの肛門腺は肛門の下の4時と8時の位置にあります。 そこに指をあてて、上に向かって押し上げるようにして絞ります。 勢いよく出たり、飛び散ることもあるので要注意。 お風呂場でやるか、ティッシュで抑えながら絞るのがおすすめです。
肛門絞りしないとどうなる 猫?
上にも書きましたが肛門腺しぼりをやらないと必ず肛門嚢疾患になるわけではありません。 むしろ多くの猫は自然と分泌物は開口部から排出されます。 一部の分泌物が泥状の猫や、膿が溜まりやすい猫は人間が出してあげないと肛門嚢疾患になることがあります。
こうもんせん絞り どれくらい?
肛門腺絞りの頻度は、1~2か月に1回程度で行いましょう。 定期的にトリミングに行っている場合は、そこでやってくれるのでOKです。 肛門腺は貯まりすぎると、炎症や感染が起きたり、場合によっては破裂してしまうこともあります。 定期的に絞ってあげて、病気の予防をしましょう!