猫は犬よりも肛門腺がつまることは少ないといわれているので、猫は犬のように定期的に肛門腺を絞る必要はあまりありません。 普段あまりケアをされない分、症状として出た時には肛門嚢破裂など重大なトラブルになることが多いです。 猫がお尻を舐めたり、痒がったりする仕草をみせる場合には獣医さんに相談してみてください。
犬猫の場合、肛門腺は緊張しますか?
犬猫の場合は、うんちに混ざって出たり、興奮や緊張したりするときにピュッと出たりします。 その分泌液はマーキングの意味があり、ネコちゃんがおしりをクンクンしあうのは、この肛門腺のにおいを確認しあっているのですね。 動物病院に来ると、緊張して肛門腺を出す子はよくいます! 帰ってきたら「なんか臭いな…」というのは、おそらく肛門腺が原因です。 肛門腺は人にもあるの? 肛門腺は人にもあります。 ストレスやアルコールなどで下痢が続くと肛門腺が化膿してしまい、ひどい場合は瘻管という管を形成し、膿が排泄されます。
肛門腺を絞る習慣はありますか?
分泌液は肛門のうという袋に溜まっていきますが、自然排出できなかったり、溜まりやすい子は、肛門腺を絞ってあげる必要があります。 猫の場合は自分でグルーミングする動物なので、一般にサロンに連れて行く習慣もないし、肛門腺を絞ろうという意識もないでしょう。
肛門腺を絞らないと破裂する恐れはありますか?
しかし、インターネット等の情報を読み、「肛門嚢炎」とか「肛門腺破裂」などのリスクがあるので月に1回程度の頻度で肛門腺を絞らなければならないと思い込まれている方が多いようです。 特に、「肛門腺を絞らないと破裂してしまう」と信じておられる飼い主様が多いように感じています。