ネコちゃんの毛は、毛根から先に向けてささくれ状になっています。 そのため、擦れたり、抜けた毛が身体にくっついたままだと、ささくれ状の毛はお互いもつれて引っかかり、毛玉となります。 また、ネコちゃんの皮膚には、油分や体臭を作るニオイのある汗腺(アポクリン汗腺)がたくさんあります。
なぜ猫は毛玉を吐くのか?
毛玉を吐く理由 猫が毛玉を吐くのは、グルーミング時に飲み込んだ毛を排出するためです。 通常、飲み込んだ毛は便と一緒に排出されますが、量が多い場合は胃や腸で固まってしまうため、毛玉を吐いて外へ出しています。
毛球症の症状は?
症状 胃の中に親指大程度の毛球がある場合はほとんどの場合無症状で、たまに嘔吐する程度です。 胃の中で限界量を超えてくると、食欲不振、頻繁な吐き気などの症状が現れます。 毛球が腸に流れ腸閉塞を起こした場合は、一日に何度も吐き、下痢が始まり、腹部を痛がります。
猫 毛玉吐かないとどうなる?
猫が毛玉を吐かない場合でも、いつも通り元気で食欲があれば、あまり心配はいりません。 毛玉を全く吐かない子や、週に何度も吐く子など、個体差があります。 もしも毛玉を吐かなかったとしても、便と一緒に排泄されているので問題ありません。 短毛種の猫は、胃の中に毛が溜まらず、便として排出されていることが多いです。
猫の毛玉どうする?
十字に切って分けた毛玉を、皮膚を引っ張らないようにし、毛の根元をしっかり持ち、少しずつ手でほぐします。 ほぐれたら、毛先から少しずつクシですいていきます。 この時も、皮膚を引っ張らないように、根元をしっかり押さえるようにします。 ※ ハサミを使いますので、猫が突然暴れだして、怪我をしないように充分注意してください。