腎臓の組織は一度壊れると元に戻すことはできないので、慢性腎臓病を治す治療はありません。 治療は残っている腎機能を長持ちさせて、病気の進行を遅らせることが中心になります。 腎臓に負担をかけない低タンパク・低リンの食事を与える食事療法や、場合によっては投薬も行います。
猫 腎不全 余命どのくらい?
慢性腎不全に罹患した猫の全体の余命は771日であり、IRISステージ分類に基づく猫の余命では、軽度の臨床症状がみられるStage2bで1151日、重度の臨床症状がみられるStage3で778日、集中治療が必要であるStage4では103日であったと報告されています。
猫が腎不全になるとどうなるの?
慢性腎臓病(慢性腎不全)はネコちゃんの老齢期での発症が多く、死亡率の高い病気です。 初期には多飲多尿(水をたくさん飲み、尿量が増え、尿の色が薄くなる)など、尿そのものに関連した変化がみられますが、進行すると食欲不振や体重減少、嘔吐、けいれん発作など、全身的な症状を示すようになります。
猫 腎臓病 いつから?
慢性腎臓病 7歳以上の猫の3~4割ほどが患っているとも考えられています。 どの年齢でも発症するものの、加齢とともに増加傾向にあります。 シニア期からは、とくに定期的な健康診断を心がけ(年に一度の検査を二度にするなど)、早期発見に努めましょう。
慢性腎不全 猫 何歳から?
慢性腎不全とは、腎臓の機能が時間をかけてゆっくりと低下していく病気です。 加齢に伴い腎機能が低下するケースが多く、7歳以上の猫によくみられる病気です。