人間や犬の瞳孔が丸く開閉するのに対して、猫の瞳孔は縦に細長く開閉します。 この、縦に細長く開閉する瞳孔は、眼球に入ってくる光の量を微調整するのにとても役立ちます。 これは長円瞳孔(ちょうえんどうこう)と呼ばれる構造で、円形の瞳孔よりも早く開閉できることに加え、同時により大きく開くこともできる、というのが特長です。
猫 瞳孔 細い なぜ?
明るいところでは猫の瞳孔は縮まり、針のように細くなります。 そして水平に閉じるまぶたで光の入ってくる量を調節します。 暗いところでは光に反応し大きく広がり、瞳孔の面積を広げることで、より光を取り入れることができるので、星明かり程度の明るさでも見ることができます。
猫の瞳孔はなぜ縦に長いのか?
縦長のスリット状の瞳孔のメリットは、明るいときと暗いときで大きさを極端に、しかも早く変えることができるということ。 光の量がほとんど0になってしまうぐらい細くすることができ、明るい場所では感受性の高い網膜を保護することができます。
猫 いつも瞳孔開いてる?
猫の瞳孔が開いているときの状態を散瞳といいます。 その際に疑われる病気は、緑内障、高血圧、腎不全、甲状腺機能亢進症、網膜剥離、網膜変性症、眼底出血、白内障などをわずらっている可能性があります。
猫の瞳孔なぜ?
瞳孔は、目に必要な光を取り込む働きがあります。 暗いところでは多くの光を取り込むために瞳孔が開いて大きくなり、明るいところでは細くなります。 そのため、明るい場所から暗い場所へ移動したり、夜になったりすると猫の黒目が大きく変化します。 まぶしい場所では瞳孔を縦長に狭くして、光の量を調節しています。
猫の目はなぜ夜光るのか?
夜に外でネコと出合うと、光に反射したようにネコの目がキラリと光りますよね。 それは、ネコの目には網膜の後ろにタペタムという反射板が付いているからなのです。 網膜の視神経を刺激しながら入ってきた光を反射し、網膜に返すことで、わずかな光を2倍にして、暗いところでも鮮明に見えるようになっています。
猫 目 どうなってる?
明るい場所では縦長になっている猫の目も、暗い場所ではほぼ円形になります。 最小に狭まった時と最大になった時の面積の差は約300倍。 人間も、明るい場所では瞳孔が縮みます。 これは紫外線で網膜が傷つくのを防ぐため。
瞳孔が開いたらどうなる?
瞳孔が大きく開くことによって、目に入る光の量が増えて眩しい状態が続きます。 同時に、ピントを合わせる毛様体の筋肉も麻痺するので、本や携帯の画面などの小さい文字が見えにくくなってしまいます。
猫 目の色 いつから?
生後1ヶ月を過ぎると、メラニン色素が徐々に働き始め、生後2~3ヶ月頃には、その仔猫が持つ、本当の目の色に変わり始めるといわれています。 ちなみに、生まれて間もなく目の色がキトンブルーであるのは、猫に限ったことではなく、ほとんどの動物で見られる現象だそうです。