夜行性動物であるネコは暗闇でもモノがよく見えます。 ヒトの目と比べても7分の1の光の量で十分というのだからすごいですね。 その理由の1つは暗闇で光る目。 夜に外でネコと出合うと、光に反射したようにネコの目がキラリと光りますよね。
猫の視力ってどのくらい?
猫の視力ってどのくらい? 人が視力検査で行っている円の切れ目(ランドルト環)を識別するような視力「静止視力」は、猫では人のおよそ10分の1程度で、視力0.1~0.2ほどといわれています。
猫 暗闇 どう見えてる?
猫の網膜の裏側には、人間にはないタペタム(輝膜)と呼ばれる反射板のようなものがあり、光をはね返すことができます。 はね返された光を網膜に送ることで、わずかな光が2倍になり、暗闇でもよく目が見えます。 さらに、猫の網膜にはグアニンという物質が多く含まれています。
猫 どこまで見える?
まず最初に説明しておくと、ネコの視野は約200度で、180度である人間より広い。 周辺視野(空間分解能が高い「中心視野」以外の領域)は、人間(写真上)が20度以上で、ネコ(写真下)が30度以上だ。 視力は人間ほどはよくない。 人間には、約30~60m離れた距離からはっきり見分けられるものが、ネコにはぼやけて見える。
猫の目が見えるのはいつから?
◆ 7~10日齢になると、目が少しずつ見えるようになり、3週齢ではっきりと目が見えるようになります。 また、耳は2週齢で聞こえるようになります。