内耳の三半規管の異常によって起こります。 三半規管内の老廃物などの異物がうまく処理されずに三半規管内に溜まってしまい、頭を動かしたときに移動して、リンパ液の流れを乱しその刺激が異常な信号と捕らえられバランスを崩すためにめまいが起こるのです。
めまいは何の兆候?
代表的なものは、耳の奥の内耳という部分にある、体の姿勢を保つ器官が何らかの異常を来して起きる内耳性のめまいです。 また、脳卒中や心臓疾患、低血圧など血管の病気、脳・神経の病気、薬、外傷などが原因になることもありますから、原因に応じた治療を行うことが重要です。
めまい症 なぜ?
めまいの原因で最も多いのは耳の病気で、半数以上を占めています。 耳のなかになんらかの障害が起こると、三半規管や蝸牛(かぎゅう)などの平衡感覚をつかさどる器官に影響を与えるためです。 耳の病気によるめまいでは、耳鳴りがする、耳が聞こえにくくなる、耳が詰まった感じがする、といった症状を伴うことがよくあります。
めまいがする時はどうしたらいい?
めまいが起きたら、安静にしてしばらく様子を見ましょう。 症状がおさまらなかったり、気が遠くなったり、頭痛がしてきたり、物が二重に見えたりしてきたら、早めにかかりつけ医の診察を受けてください。 耳鼻咽喉科を受診すべきか、神経内科や脳神経外科なのか、などを判断してもらいましょう。
いきなりめまい なぜ?
急激に始まるめまいのうち、3~5%は脳卒中(脳出血、脳梗塞)などが原因です。 この症状は、 脳の中心部分にある脳幹や小脳内で出血や血管が詰まった場合などに起こります。 脳幹や小脳は平衡神経と密接な関連を持っている器官ですので、ときに平衡神 経の障害によるくるくるするめまいと似ていることも、めずらしくありません。