睡眠時遊行症はいわゆる夢遊病のことで、眠っているはずなのにベッドから起き出して何かしらの行動をとる障害です。 一度や二度でなく、繰り返しそうした行動をとります。 家の中をうろうろと歩くだけのこともあれば、衣服を身に着けたり、入浴をしようとしたり、家から出て車の運転まですることもあります。
夢遊病なんでなるの?
正確な原因は分かっていませんが、ストレスや睡眠不足などが主な原因だと考えられています。 比較的女性が発症しやすい睡眠障害の一種です。 一方、セクソムニアは、睡眠中の無意識な状態で性の関連行動が生じる睡眠障害を指します。 男性に多くみられる病気であり、主に薬やアルコールなどの影響が原因であると考えられています。
夢遊病 どうなる?
一方、夢遊病は寝ぼけたまま起き上がって歩き回るのが特徴的です。 押入れ、風呂場に行って排尿したり、服を着替えるなどの奇異な行動がみられることもあります。 ドアや窓から外に出ていくこともあります。 5~30分くらい続いたあと、再び眠ります。
夢遊病とはどんな病気?
ノンレム睡眠からの覚醒障害(ノンレムパラソムニア)とは、ノンレム睡眠の深い眠りから不完全に起きてしまい、不自然な行動や反応がみられる病気です。 このうち睡眠時遊行症型は、昔から「夢遊病(むゆうびょう)」と呼ばれ、寝ている間に突然起き上がって歩き回るなどの異常な行動と、呼びかけに対する反応の低下がみられるものをいいます。
夢遊病は治りますか?
睡眠中に、歩いたり食べたり暴れたりといった好ましくない行動をしてしまう病気のことをまとめて睡眠時随伴症といいます。 いわゆる「夜驚症(夜中に突然叫ぶ)」や「夢遊病」もこれにあたります。 子どもに多く、ほとんどは自然に治りますが、成人でも発症します。