この血管(動脈)のうち皮膚の表面近くを走っている部分では皮膚の上から脈として触れることができます。 手首以外で脈が触れるのは、こめかみ、首ののど仏の両脇、肘の内側(小指側)、大腿の付け根、膝の裏、足の甲(靴紐のあたる部分)などが代表的な部分です。 興味のある方は入浴中にでも探してみてください。
脈拍はどこで測る?
脈拍数は、手首、首のつけ根、左胸(心臓のある位置)に、指や手のひらを当てることで、簡単に測ることができます。
脈の触れ方は?
右手を左手首のシワの位置に薬指がくるように、人差し指、中指、薬指の3本を当てます。 左親指の付け根の骨の内側で、脈がよく触れるところを見つけてください。 この時、指先を少し立てると脈がわかりやすいでしょう。 15秒くらい脈拍を触れて、間隔が規則的かどうか、確かめてください。
脈拍 何を見る?
脈拍を測定することで、①脈拍の回数(多い、少ない)、②脈拍のリズム〔整(規則的)、不整(不規則)の有無〕、③脈拍の性状(末梢血管抵抗の大きさ、立ち上がりの速さ)、④脈拍の左右差などが確認で き、心臓を中心とした循環器系の異常を早期に発見できます。
脈拍の見つけ方は?
① 手のひらを上向きにします。 ② 手首を少し上げて、手首にしわができることを確認しましょう。 ③ そのしわの位置に、もう片方の手の薬指の先がくるように、薬指、中指、人差し指の3本の指を当てましょう。 このとき、少し指先を立てると脈がわかりやすくなります。