橈骨(とうこつ)動脈は皮膚に近い部分にあり、脈拍が弱い場合でも体表から拍動に触れやすいためです。 手関節の側(母指に近い部分)は皮下脂肪が薄く、血管も皮下組織の浅い部分にあります。 また、総頚動脈、上腕動脈に次いで心臓に近い位置にあり、心臓より遠いほかの部位の動脈より脈拍が触れやすいことも、第一選択の理由の1つです。 23 мар. 2019 г.
脈拍 橈骨動脈 なぜ?
脈拍は、一般に橈骨動脈の拍動を触れることによって測定します。 これは第一に橈骨動脈が皮膚に近い部分を走行し、脈拍が弱い場合でも、体表からその拍動に触れやすいからです。 橈骨動脈は手関節の橈側(母指に近い部分)を走行しています。 通常この部位は、皮下脂肪も薄く、血管も皮下脂肪の浅い部位にあります。
脈拍測定 三本指 なぜ?
脈拍数やリズムを、より正確に知るためです。 母指を用いないのは、母指の動脈は示指、中指、薬指に比べて太いために拍動が大きく、患者の脈拍と混同しやすくなるからです。 脈拍を測定する時は、示指、中指、薬指の指先を橈骨動脈に沿って平行に置き、最初は均等に力を加えて脈拍数を数え、リズムの整・不整を観察します。
脈拍検査の目的は?
脈拍を測定することで、①脈拍の回数(多い、少ない)、②脈拍のリズム〔整(規則的)、不整(不規則)の有無〕、③脈拍の性状(末梢血管抵抗の大きさ、立ち上がりの速さ)、④脈拍の左右差などが確認で き、心臓を中心とした循環器系の異常を早期に発見できます。
脈拍測定の動脈は?
脈拍を触れる動脈としては,総頸動脈,上腕動脈, 橈骨動脈,尺骨動脈,大腿動脈,膝窩動脈,足背動脈などがあり,臨床場面では,一般的に橈骨動脈で 脈拍を測定することが多い.