脈拍は、身体のすみずみまで血液が行き渡っているかどうかを知る指標になります。 脈拍の数やリズムに異常があると、心臓や血液循環に関連した病気が疑われます。 また、リハビリやスポーツを行う時の運動強度の指標にも用いられます。 10 дек. 2020 г.
脈のことを何という?
脈拍(みゃくはく、pulse)とは、心臓の筋肉が一定のリズムで収縮すること(心臓の拍動)により、動脈を通じ全身に血液が送られることである。 脈拍を意味する英語Pulseから、Pと略される場合もある。 心臓の拍動に伴い動脈内壁に圧力の変化が生じるため、橈骨動脈や大腿動脈などでは、体表面から動脈の拍動を感じることができる。
脈は、どこではかる?
脈拍数は、手首、首のつけ根、左胸(心臓のある位置)に、指や手のひらを当てることで、簡単に測ることができます。
脈をはかると何がわかる?
脈拍を測定することで、①脈拍の回数(多い、少ない)、②脈拍のリズム〔整(規則的)、不整(不規則)の有無〕、③脈拍の性状(末梢血管抵抗の大きさ、立ち上がりの速さ)、④脈拍の左右差などが確認で き、心臓を中心とした循環器系の異常を早期に発見できます。
脈拍 三本指 なぜ?
脈拍数やリズムを、より正確に知るためです。 母指を用いないのは、母指の動脈は示指、中指、薬指に比べて太いために拍動が大きく、患者の脈拍と混同しやすくなるからです。 脈拍を測定する時は、示指、中指、薬指の指先を橈骨動脈に沿って平行に置き、最初は均等に力を加えて脈拍数を数え、リズムの整・不整を観察します。