浮腫は体のあらゆる部位に生じる可能性がありますが、最初に気づかれやすいのは、足や、手先、目の周り、お腹まわりです。 特に足に目立つのは、重力の影響で地面に近いところにたまりやすくなるからです。 浮腫が生じた場所は、はれていて、皮膚は水分でテカテカしているように見えます。
むくみってなんなん?
「むくみ」というのは、何らかの原因によって、皮膚ないし皮膚の下に水分が溜まった状態です。 血液中の水分が血管の外に異常に浸み出した状態で、少し専門的な言葉では「浮腫(ふしゅ)」ともいいます。 腫れ、むくみは、日常でよくみられる症状ですが、腫れやむくみに、もしかしたら病気が隠れているかもしれません。
むくみ 水 どこに?
林先生:「細胞と細胞の間の水が異常に溜まった状態を、むくみと言います。」 水分が溜まる場所は、皮膚の皮下組織。 細胞と細胞をつないでいる、コラーゲンのあるところです。
むくみの臓器は?
むくみが起こると、まず疑われるのが腎臓の病気です。 さまざまな原因で腎臓の機能が低下すると、本来は尿として排泄されるべき不要な水分や老廃物が体に溜まってしまい、むくみが発生するのです。 腎不全、ネフローゼ症候群、糖尿病性腎症の初期は、まず顔がむくみ、まぶたが腫れぼったくなります。
全身のむくみの原因は?
むくみが起こる主な原因でも、塩分の摂り過ぎ、アルコール、生理によるホルモンの変化、睡眠・運動不足、ストレスなどの影響によるむくみは、一過性のもの。 塩分やアルコールの摂取を控えたり、ゆっくり休んだり、ストレッチをして筋肉を伸ばすことで、改善されます。