「むせる」とは、食べ物や唾液(だえき:つばのこと)が、食道ではなく隣の気管に入ることで、気管が刺激され咳がでることをいいます。 また飲食物が気管に入ることを、医学用語では「誤嚥(ごえん)」と言います。 「誤嚥」とよく似た言葉に「誤飲」があります。 よく似ている言葉で、間違いやすいですが、意味が全く違うのです。 22 июн. 2016 г.
むせるのはなぜ?
1. 「むせ」が起こる理由 食べ物が呼吸をするための管やその先の肺に入ってしまうと、息ができなくなったり、肺炎になったりするため、勢いよく空気を吐き出して食べ物を外に出そうとします。 この勢いよく空気を吐き出すのが「むせ」です。
なぜ年寄りはむせるのか?
加齢に伴い「噛む」「飲み込む」時に必要な筋力が衰えて きます。 そのため飲み込む力の低下により「ごっくん」と いう動作が弱くなり、食べ物が気管に入っていきやすく なります。 「最近、食事中にむせることが多くなったな」と 感じることはありませんか。 もし心当たりがあれば飲み 込む力が低下してきたというサインです。
睡眠中 むせるのはなぜ?
仰向けで寝ていると口腔内に唾液が貯まっていき、無意識に嚥下反射を起こし唾液を飲み込んでいます。 飲み込んだ唾液が食道ではなく、気管に流れ込むことでムセや咳き込みを起こします。 寝ている時は無意識のことが多いので唾液が気管に入り込んでもムセなどは起こらず、誤嚥してしまうことがあり、唾液誤嚥が起こります。
食事の時むせるのはなぜ?
最大の原因は「加齢」 飲み込みにくい・むせるといった症状の最大の原因は「加齢」です。 年を重ねるに連れて、のど周辺の筋力が低下すると、飲み込む機能が衰えやすくなるからです。 機能の衰えにより食べもの・飲みものがうまく飲み込めず食道ではなく気管に入ると、気管が飲食物を排出しようとしてむせてしまうことがあります。