通常の食事をとっていれば、新生児や乳児以外でビタミンKの不足のために血液凝固に異常が起こることはほとんどありませんが、骨粗鬆症を予防するためにはさらに多くのビタミンKを摂取する必要があります。 納豆は、納豆菌が腸内でビタミンKを産生するため、含有量以上の多くのビタミンKをとることができます。
納豆 ビタミンK なぜ?
納豆にビタミンKが多く含まれる理由として大豆本来の物ではなく納豆菌が腸内でビタミンKを産生するためといわれています。 そのため、他の大豆食品に含まれるビタミンK含有量はワルファリンカリウムの効果を抑えるほど含まれておりません。 また、甘納豆やうぐいす豆など他の豆類からできている菓子なので摂取しても問題はありません。
ビタミンK 摂りすぎるとどうなる?
【過剰症】ビタミンK(VK)をとりすぎると・・・・・ ほとんど心配はいりません。 しかし1日の摂取量の50倍以上をとると、貧血、血圧低下がひき起こされることがあります。
納豆禁止 なぜ?
納豆を食べてはいけない薬はワーファリンです。 ワーファリンは「抗凝固剤」といわれる薬で、血をサラサラにして血栓をつくりにくくする効果があり、心筋梗塞などの治療や予防に使われます。 納豆を食べると、腸内でビタミンKが合成され、ワーファリンの効果を弱めてしまいます。
ワーファリン なぜ納豆?
血液が固まるには、ビタミンKが必要なのですが、ワルファリンは、そのビタミンKの働きを妨げることにより、血液を固まりにくくするのです。 ところが、納豆には、ビタミンKや、大腸でビタミンKを産生する納豆菌が多く含まれているため、ワルファリンの血液を固まりにくくする作用を弱めてしまいます。