残尿感とは、排尿しても尿が出切っていないように感じる症状を指します。 男性の残尿感には様々な原因があり、加齢により前立腺が肥大してしまう「前立腺肥大」によって尿道が圧迫されて、うまく排尿ができないケースや、排尿の際に膀胱がうまく収縮しない「膀胱収縮障害」によって残尿感が引き起こされていることがあります。
残尿感があるのはなぜ?
実際に尿が出きらずに残っている場合もあれば、膀胱が空っぽになっているのに残尿感が起こることもあります。 女性は急性膀胱炎の症状として起こることが多く、男性は前立腺の疾患によって生じるケースが多くなっています。 それ以外の疾患では、尿路の炎症や結石、腫瘍、過活動膀胱、神経性膀胱などが疑われます。
頻尿 男性 なぜ?
男性の頻尿の多くは前立腺肥大症の初期症状です。 ですから、男性の頻尿ではまず、前立腺肥大の有無を確認する必要があります。 前立腺肥大があるようでしたら、前立腺肥大症の治療を行うことで頻尿が改善します。
残尿感があるとどうなる?
膀胱内に残尿があると、結果的に尿を溜められる膀胱のスペースが減少(機能的膀胱容量の低下)するために、1回の排尿量は少なく、何回もトイレに行くようになります。 前立腺肥大症や神経因性膀胱などにより膀胱にたまった尿を十分に出し切れないことにより、排尿の効率が悪くなり何度もトイレに行くようになります。
残尿感って何?
排尿後、膀胱に尿が残っているように感じられる症状です。 実際には膀胱に尿が残っていないのに感じる場合と、膀胱に尿が残っている場合があります。 膀胱に尿が残っていない場合は、急性膀胱炎、膀胱結石、膀胱腫瘍、過活動膀胱が疑われます。