こどもの身長が低い原因の多くは、ご両親も背が低いなどの遺伝や体質によるものです。 しかし、なかには成長ホルモンなどの身長を伸ばすホルモンが出ていない場合や、まれですが、染色体や骨の病気によってお子様の身長が伸びない場合もあります。 また、小さく生まれて、その後の身長があまり伸びないお子様もいます。
低身長の原因は?
低身長の原因は、両親の身長が低いなどの体質によるものが約70%を占めます。 その他の原因は、脳腫瘍、クッシング症候群、骨・軟骨の病気、慢性腎不全、甲状腺機能の低下、栄養不足、心理社会的な原因、ステロイド剤の長期内服などさまざまで、成長ホルモン不足によるものはわずか10%にすぎません。
低身長症とは 何センチ?
男子135cm未満、女子132.5cm未満で思春期にはいると、それぞれ160cm、150cm以上の成人身長に達するのは困難です。 このような人を、「低身長思春期発来」*1と呼んでいます(学術活動No. 11)。
身長が伸びないのはなぜ?
身長が伸びない病気は、主にホルモン分泌の異常、染色体異常、骨代謝の異常のほか、出生時のトラブルが引き金となった病気があります。 どの病気も低身長以外の症状も見られることがほとんどです。 不安があれば病院にかかりましょう。
低身長男子は何センチから?
「低身長男子」の定義って何センチから? 基準はどこから? 低身長男子といわれる男性とは何センチなのでしょうか? 文部科学省が令和元年に出しているデータによると、17歳の日本人男性の身長の中央値が170cmであり、166cm未満の身長の男性は下位38%だというデータが出ています。