1.睡眠の役割 現在、睡眠は脳の疲労を回復させるためにあると考えられています。それから、記憶の整理、定着をするために必要ともいわれています。 睡眠不足になるとひじょうに不快な気分となったり、徹夜で勉強しても能率が上がらず、またすぐに忘れてしまうのは誰もが経験していることではないでしょうか?
なぜ睡眠をとらないといけないのか?
「シンプルに言うと睡眠とは、起きている間に脳や体を働かせるためのメンテナンスだということ」と、筑波大学教授の櫻井武先生。 眠らないと人は生きられず、不足すれば肥満や病気を引き起こすとも。
睡眠のいいことは?
睡眠の代表的な効果は心身ともに疲労を回復させることです。 睡眠のリズムの中で、深い睡眠(ノンレム睡眠)が得られるほど、体内の修復・回復を促す成長ホルモンが多く分泌され、体内での代謝活動が促進されます。 脳も休まり、自律神経の働きが整うため、ストレスからの回復・耐性も向上します。
なぜ睡眠が必要なのか?
睡眠中は、ただ体を休めるだけではなく、心身の修復や記憶の整理をしています。 まず体は、眠っている間に成長ホルモンを分泌し、疲れをとり、傷んだ部分を修復します。 また、日中に見たことや学習したことを脳に定着させたり、整理したりするのも睡眠の効果です。 つまり、睡眠は心身の休息とメンテナンスのためにあるのです。
レム睡眠 なんのため?
レム睡眠では全身の筋肉が弛緩し、エネルギーを節約して身体を休める睡眠といえます。 レム睡眠時の脳波活動は比較的活発で夢をよく見るほか血圧や脈拍が変動することから、心身ともに覚醒への準備状態にある睡眠ともいえます。