1型糖尿病は、主に自己免疫によっておこる病気です。 自分の体のリンパ球があやまって内乱を起こし、自分自身のインスリン工場、膵臓にある膵島β細胞、の大部分を破壊してしまうことで発病します。 生活習慣病でも、先天性の病気でもありませんし、遺伝して同じ家系の中で何人も発病することもまれです。
1型糖尿病 発症 いつ?
1型糖尿病のよくある質問 若年者、中でも小児~思春期にかけて発症するケースが多く見られます。 ただ、成人以降、ご高齢になってから発症するケースもあります。 なお、2型糖尿病とは異なり、生活習慣の乱れに起因するものではありません。 また、生まれつき持っている病気でもありません。
一型糖尿病 誰に多い?
この病気はどのような人に多いのですか もともと若年者(小児)に多い病気ですが、最近は小児1型糖尿病の発症率の増加および発症の若年化が言われています。 発症のピークは思春期にあり、それ以降は男女とも発症が低下する事が分かっています。 しかし、成人にも発症する事がありますので、小児だけの病気ではありません。
1型糖尿病 どうやってわかる?
糖尿病の診断検査では、血糖値やインスリン分泌能や自己免疫反応、尿中ケトン体などを確認します。 健康な人の血糖値は食前または食後70~140mg/dLですが、1型糖尿病では300mg/dL~ 600mg/dL前後と高値を示すのが特徴です。
1型糖尿病とはどういうものですか?
1型糖尿病とは 1型糖尿病は、膵臓のインスリンを出す細胞(β細胞:べーたさいぼう)が、壊されてしまう病気です。 β細胞からインスリンがほとんど出なくなることが多く、1型糖尿病と診断されたら、治療にインスリン製剤を使います。 世界的には糖尿病全体の約5%が1型糖尿病と言われています。