花粉症時期でもなく、特に病気でもないのに、どちらか片方の鼻がつまったという経験をされたことはないでしょうか。 それは、鼻サイクルという現象で、自然と左右交互に鼻の粘膜が腫れることによります。 どちらの鼻がつまるかは自律神経がコントロールしていて、通常2〜3時間おきにつまる側と通る側が入れ替わります。
鼻呼吸 片方ずつ なぜ?
これは、人間は二つの鼻の穴で交互に呼吸しているからである。 鼻の穴は二つあり、体がさほど酸素を必要としていない平常時は、一方の穴は休んでいる。 鼻の穴の中には、鼻甲介(びこうかい)という粘膜で覆われたひだがあり、およそ1~2時間ごとに交替で膨張・収縮し、空気の通り道を開けたり閉めたりしている。
鼻づまり 脇 なぜ?
脇の下にペットボトルを20秒ほど挟み続けると、反対側の鼻の穴が1~2分間通るようになります。 これは脇の皮膚の下に交感神経が通っていて、鼻甲介(びこうかい)とつながっているからです。 交感神経を刺激すると鼻甲介の血管を収縮させ、一時的に鼻の穴が開くのです。
いつも同じ側の鼻が詰まる?
しかし、強く曲がっているために、いつも鼻が詰まって、口呼吸やいびき、においがわからないなどの症状がある場合を鼻中隔弯曲症といいます。 いつも同じ側の鼻ばかり詰まる人は、この病気の疑いがあります。 鼻づまりなどの症状が改善しない時は治療(鼻中隔矯正術)の対象となります。
鼻づまり 左右 入れ替わる なぜ?
・ネイザルサイクル片方の軽い鼻づまりが、数時間後にもう片方に入れ替わっている事がありませんか? これは、病気ではなく、ネイザルサイクルという生理現象。 2つある鼻のどちらか1つを休ませるために、左右交互に鼻の粘膜が軽く腫れます。 気づかない人がほとんどですが、気になる人も意外と多いそうです。