骨にはとなりの骨と連結しているところに、軟骨(なんこつ)というやわらかい部分があります。 骨がのびるときは、まずこの軟骨が大きくなります。 軟骨は、先に成長したところから順にかたくなり、それが骨となって、少しずつ骨が大きくなっていくのです。 この軟骨の成長が止まると、骨は、もうそれ以上長くなることはありません。
骨はどこから伸びる?
そもそも身長は、どうやって伸びるのでしょうか。 太田さんは「骨がそのまま大きくなるわけではありません。 成長 軟骨 なんこつ 板という部分が伸びるのです」と教えてくれました。 骨の 端 はし には「成長軟骨板」という 弾力 だんりょく のある軟骨があります。
どうして身長が伸びるの?
背が伸びるのは、骨が成長するからです。 ひとの体には約200個の骨がありますが、なかでも足の骨と背骨は身長の発育に最も関係しています。 細長い形をした骨の両端には、骨端線(こったんせん)とよばれる細胞が活発に増えている部分があり、この部分から骨が伸びていきます。
何を食べたら背が伸びる?
カルシウムは骨の“密度”を上げる栄養素なので、骨の成長をうながして身長を伸ばすには、タンパク質と一緒に摂取することが重要なんです。 また、カルシウムとタンパク質の吸収をよくするためには、ビタミンCやD、K、B群といったビタミン、そしてマグネシウムなどの栄養素も一緒に摂ることがポイント。
骨の成長は何歳まで?
成長するにつれて、骨端軟骨部分にも血流が生まれ、カルシウムの沈着が起こり、骨端軟骨も骨化していきます。 そして、15歳から18歳ぐらいまでで骨の成長は終わります。