「喉が詰まる」という症状は、喉の筋肉が収縮し、膨張しているために起きています。 喉の筋肉が膨張し膨らむと、隣を通っている気道(呼吸の通り道)を圧迫することになります。
なぜ、喉が詰まるのか?
食べ物を一度にたくさん食べたり、脂肪分の多い食事をしたり、アルコール飲料を飲んだりすると、胃酸の逆流を防ぐ食道下部の筋肉がゆるみやすくなります。 胃酸は強い酸性を保っているため、逆流すると食道だけではなく、のどの粘膜に炎症が起き、自覚症状としてのどのつかえを感じるようになります。
喉の奥に何かがつまってる感じがする?
「のどに何かひっかかる感じがする」、「のどに何かできている感じがする」、「のどがイガイガ、ザラザラする」といった感じを咽喉頭異常感といいます。 咽喉頭異常感の原因は、のどの炎症(咽喉頭炎)、食道や下咽頭の悪性腫瘍、甲状腺の病気および脳や脳神経の病気などから起こり、十分な検査が必要です。
喉が詰まる どうなる?
のどに何かをつまらせた場合に最も問題となるのは、呼吸ができなくなることです。 通常、呼吸が止まると1分程度で意識障害がおこり、5分以上続くと救命の可能性が25%以下になるといわれています。 したがって、つまったものを速やかに取り除くことが必要です。
喉に何か引っかかった 取り方?
開いた口の中にガーゼを巻いた指を入れ、喉の奥の方から手前にかき出すように異物を取り除きます。 指を入れる時、異物を喉の奥に押し込まないように注意してください。 咳などにより、異物が取れたとしても奥にまだ残っているかもしれません。 なるべく早く医療機関で医師の診察を受けましょう。