絶滅危惧種を増やす原因として、土地の開発、土地の汚染、乱獲や密猟、外来種の持ち込み、地球温暖化や気候変動の影響、里地や里山の放置があげられる。 気候変動による豪雨や二次災害となる洪水、土砂崩れも人間だけでなく、山や川に生きる動植物に影響を与える。
なぜ絶滅危惧種が増えているのか?
世界では絶滅危惧種が増え続けていますが、その原因に、密猟・乱獲、外来種の侵入、森林伐採、地球温暖化などがあります。 中でも、乱獲や外来種の定着、森林伐採の背景には先進国による需要があり、われわれの生活が知らぬ間に生態系を崩壊させる原因となっているかもしれません。
トキ どうなった?
環境省によると、かつて日本各地に生息していたトキは明治時代、羽毛目的の乱獲で激減。 1981年に野生の5羽全てが捕獲され、98年、本来の生息地で絶滅し、飼育下などで種が存続している場合に該当する野生絶滅に指定された。 その後、日本産は2003年に絶滅したが、中国産による人工繁殖と放鳥の取り組みが成功。
植物 絶滅危惧種 なぜ?
どうして絶滅危惧植物になったか? 日本で植物を絶滅に追い込んでいる要因のうち、人間が直接関与しているものが全体の約80%を占めます。 特に森林伐採と園芸栽培や売買を目的とした採取がその大きな要因になっています。 また、地球温暖化などによってもたらされる自然遷移の多くが人間の活動と間接的に関与しています。
トキ なぜ乱獲?
同時に、羽毛を手に入れるためにトキは乱獲されていました。 当時、貧しかった日本の輸出品目の中にはトキが入っていたようです。 1908年にはその激減により、保護鳥として指定されますが、密猟が続いてしまい、トキの減少に歯止めがかかることはありませんでした。