空気はいっぱいあるだけでは、いつかはなくなってしまうよね。 でも、人間も動物も、植物も、すった空気とほとんど同じ量の空気をはいている。 だから、空気はなくならないんだよ。 人間や動物は、空気をすって、体の中に酸素(さんそ)を取り込んで、二酸化炭素(にさんかたんそ)をはき出すよね。
地球 大気 なぜなくならない?
実は空気にも重さがあります。 空気は重力(地球の引力)によって引っぱられているから、宇宙に逃げていかないのです。 その重さは意外に重く、普通の状態の空気で1Lあたり約1.29g。
なんで酸素はなくならないの?
ところが、人間や動物が空気をすうと、空気の中の酸素(さんそ)が体の中に取りこまれます。 はきだした空気の中は酸素が少なくなり、かわりに二酸化炭素(にさんかたんそ)がたくさんふくまれています。 このままでは、空気中の酸素はどんどんへり続け、二酸化炭素がどんどんふえてしまいます。
空気が無くなるとどうなるのか?
空気中の、二酸化炭素(にさんかたんそ)などの温室効果ガス(おんしつこうかがす)は太陽からの熱をためる役わりをしているんだ。 だから、空気がなくなると、太陽からの熱をためることができなくて、気温が上がらなくなってしまうんだよ。 そして、オゾンそうが消える。
なぜ宇宙には空気がないのか?
なぜなら、地球とくらべて、水星や月の引力は弱いからなのです。 引力というのは、物を自分の方に引っぱる力のことをいいます。 水星や月は、この物を引っぱる引力がとても弱いために、星の表面に空気をひきつけておくことができないのです。 つまり、空気は、引力の強い星の表面だけに集まるものなのです。