目に光が入ると、光は水晶体を通って進み、網膜(もうまく)の上で像(ぞう)を作るよ。 これを視神経(ししんけい)が感じ取って、脳(のう)に伝えることで、わたしたちは「見える」とわかるんだ。
どうして物が見えるの?
太陽や電灯のように、自分から光を放つ物のことを「光源(こうげん)」といいます。 光源は、自分で光を出していますから、当然見えます。 パソコンのモニタやテレビの画面は自ら発光しているので見ることができます。 物が見えるというのは、この光源から出た光が物にあたり、反射した光を目が受け止めているからです。
見えるとはどういうことか?
それでは「見る」「見える」とは、どういうことなのでしょう。 物にあたった「光」は反射して、その「反射光」が私たちの目に入り網膜にあたり、電気信号に変わり脳に伝わると、私たちは「見えた」と感じます。 だから、物にあたる光をなくしたり(暗くしたり)、目に入る光をさえぎったりすると、「見えなく」なります。
どうして目は2つなのにものはひとつに見えるのか?
私たちの2つの目は、左右約5~6cm離れています。 そのため、目の前にある物を見たとき、右目と左目ではそれぞれ違う角度から見ていることになります。 両目で見たとき、脳はそれぞれの目がそれぞれの角度から見た画像を統合して1つの像としてとらえています。
光を出さない物体が目に見えるのはどうしてか?
教科書等では,なぜ物が見えるのかについて「太陽などの光源が見えるときには,光源からの光が目に入っている。 また,樹木や雲など,自ら光を出さない物体が見えるのは,光源などから出た光が物体で反射し,反射した光が目に入るからである。」