お米の味が日本人好みというのも、主食とされてきた理由に挙げられます。 程よい粘りや適度な硬さ、ほのかな甘さがあり、香り・艶すべてにおいて日本人に好まれる味です。 さらに、日本食のおかずと相性が良いという点も挙げられます。 和食はもちろん、洋食・中華と、どんな料理にもお米は合います。
なぜ日本人は米を食べなくなったのか?
国民1人が1年間に食べているお米は、1962年の118.3kgをピークに年々減少していて、2022年では50.7kgと約半分の消費量となっています。 ここまでお米の消費が減少している理由には、食生活の多様化、少子高齢化、世帯構造の変化などさまざまな要因が挙げられ今後もさらに加速していくと考えられています。
日本でお米が主食になったのはいつ?
奈良時代になると、白米は一般的な主食となりました。 そのことを示す木簡が都跡から出土しています。 ただし、これは貴族の間のみのことで、玄米をついて精白した「白米(しらげのよね)」というお米は、身分の高い人の間だけで食べられていました。
お米はなぜ美味しいのか?
こたえ お米の主成分は、水分、でんぷん、たんぱく質(しつ)、脂質(ししつ)、ミネラルで、これらがある一定の数値(すうち)でバランス良く配合されているお米がおいしいのです。
日本の米の歴史は?
日本米の起源は、中国の福建米(ふっけんまい)であろうとされています。 日本米を肥料をやらずに放っておくと、やや長く色が赤くなります。 日本の原始米は、おそらく赤米だったと考えられます。 赤長米(つまり福建米)が日本で栽培された時期は、約3,000年ほど昔の縄文(じょうもん)時代でした。