体温測定の目的は「経時的に測定することで変化を知り、異常の早期発見」になります。 その上で、「正常値を知る」「影響因子を確認する」「疾患兆候の変化を知る」「明らかな異常は医師に報告」を抑えることが重要なポイントになります。 16 мар. 2020 г.
なぜ体温測る?
体温の上昇(発熱)は、多くの疾患の徴候や症状であり、体温測定を行うことによって異常を早期に発見することができます。
体温を脇で測るのはなぜ?
身体に負担をかけず、中核温に近い温度が測れる場所として、ワキの下や口中(舌下)、耳、直腸などを用いています。 日本では、ワキの下が主流になっています。 ワキの下をしっかり閉じて、中核温近くまで温まるのにおよそ10分かかります。 この温まった時の温度を平衡温といいます。
体温測定 何がわかる?
体温を測ることで何がわかる? 熱が高いときは、体のどこかに感染症がある場合が多く、その他には身体内の出血や、がんのような疾患によって上昇することもあります。 熱が低いときの原因としては、寒い場所に長時間いる場合やお酒の飲みすぎ、 栄養低下などが考えられます。
体温 測定部位 なぜ?
体の外から測定しやすく、しかも真の体温を比較的よく反映するところで測定するためです。 体温とは、正確には体内の温度のことです。 しかし、体内に体温計を挿入することはできないため、測定しやすく、体内に近い温度が得られる部位で測定を行います。
体温計を測る前、どうしたらいいですか?
測る前は、必ず腋窩の汗はしっかりと拭きとっておきましょう。 汗があると、体温計が密着せず、放熱によって皮膚が冷やされてしまい、正しい値となりません。 腋窩に体温計の先端が触れるよう、体温計の先を下から上に向けて押し上げるようにはさみます( 図2 、 部位による温度分布 参照)。
体温測定時の意義と注意点とは?
今回は 体温測定時の意義と注意点 について解説します。 人は体温を一定に保たないと生きて行けない恒温動物であり、熱の産生(産熱)と放散(放熱)によって一定の体温を維持しています。 視床下部にある体温調節中枢には、放熱中枢(温中枢)と産熱中枢(冷中枢)があり、 皮膚 の温度受容器(温点、冷点)で感受されたもの(神経経路)や体温調節中枢を流れる 血液 温度(体液性経路)をセットポイント(中枢の 基準値 )と比較して、産熱と放熱の調節を行っています。 体温の上昇(発熱)は、多くの疾患の徴候や症状であり、体温測定を行うことによって異常を早期に発見することができます。
体温を測定できるアプリってありますか?
なおApp Storeで「体温計」と検索すると、「体温計Watch+ for Watch」というアプリがヒットします。 「このアプリ、体温を測定できるの? 」と思っちゃいますが、できるのは別の体温計で測定した体温データの記録だけ。