火葬は仏教由来の文化であり、遺体を火葬することを「荼毘(だび)に付す」とも言います。 仏教の思想では魂は肉体に宿るのではなく、死後は新しい肉体へ輪廻転生するものと考えられています。 インドでは古くから遺体を灰になるまで焼いて、灰は川に流す文化があるのはこのためです。 15 дек. 2020 г.
なぜ死んだ人を燃やすのか?
火葬が増えたきっかけは、土葬の費用が高いという点だと言われています。 また、故人の住居よりはるか遠い土地で死を迎え、帰省するまでに時間を要する場合などに火葬が用いられることもあります。 また、火葬によってできた遺灰を、故人が好きだった土地へ撒く散骨という埋葬方法が増えていることも、火葬が増加している理由の一つです。
なぜ土葬?
土葬のメリットとしては、「土に還る」という思想に沿って埋葬できるという点が挙げられます。 ご遺体を火葬せずに土に埋葬するという葬法は、「土から生まれ、土に還る」という古くから人々の間に根付く思想に基づいた方法であると考えられています。 また、火葬とは異なり燃料を必要としないため、環境に優しい葬法であるとも言えます。
お骨拾い いつから?
日本で初めて火葬が行われたのは700年(飛鳥時代)だといわれています。 ただ、当時の火葬は特権階級のみが行える埋葬方法だったため、庶民に広がることはありませんでした。 鎌倉時代に入ると火葬が一般庶民にも普及し始めますが、火葬には技術が必要であり技術発展も見られなかったため火葬と土葬の両方が用いられていました。
アメリカはなぜ土葬?
アメリカやヨーロッパの主流は火葬ではなく土葬である。 その理由として、欧米ではキリスト教徒が多く、死後の復活が信じられている。 「遺体を焼く=復活できない」という考え方がある為、土葬が主流となっている。 遺体を焼くことに抵抗がある人が多いため、火葬率は30%と低い水準である。