女性の体は、妊娠が成立しなかった場合、子宮の中で厚くなった内膜がはがれ落ち、子宮を収縮させることで外に排出します。 これが月経です。
なぜ生理が起こるのか?
女性のカラダは約1ヵ月に1回、卵巣から卵子を排出します(排卵)。 また、それに合わせて子宮内膜を厚くし、受け入れ態勢を整えて受精卵を待ちます。 ところが、卵子が受精しなかった場合は準備した子宮内膜がいらなくなり、はがれて体外に排出されます。 これが生理です。
生理中 下痢になるのはなぜ?
生理が始まると黄体ホルモンは減少し、子宮を収縮させる化学物質(プロスタグランジン)が分泌されます。 これは腸も収縮させる働きがあり、下痢が生じやすくなります。 また、生理時の不安定な精神状態からストレス性の下痢を引き起こすこともあります。
月経の役割は?
月経の役割って? 女性のからだは、初潮から閉経までの間、妊娠のための準備が毎月、繰り返されています。 そして毎月、妊娠に備えて厚くなった子宮の内膜、つまり受精卵のための特製ベッドが、妊娠が成立しなかったために必要なくなり、はがれ落ちるのが月経(生理)です。
月経の発来機序は?
排卵後、妊娠が成立しないと、卵胞の残りの袋は黄体となり、黄体から分泌されるプロゲステロンが急増し、体温が上昇する(『高温期』)。 黄体は一定日数で萎縮し、それとともにプロゲステロンの分泌量が減少することで、子宮内膜が変化する(月経)。