振戦とは、手、頭、声帯、体幹、脚などの体の一部に起こる、不随意でリズミカルなふるえです。 振戦は、筋肉の収縮と弛緩が繰り返されたときに起こります。
振戦 なぜ起こる?
振戦の最も一般的な原因は,生理的振戦,本態性振戦,パーキンソン病などである。 病歴および身体診察によって一般的に振戦の病因を同定できる。 安静時振戦があればパーキンソン病を考慮し,姿勢時振戦または動作時振戦があれば本態性振戦または生理的振戦を考慮し,企図振戦があれば小脳性振戦を考慮する。
身震い なぜ起こる?
体が寒冷を感知すると、体温調節中枢からの信号で交感神経が活性化します。 血管が収縮し体温を逃さないようにしますが、このとき皮膚表面の筋肉が収縮することで鳥肌が立ちます。 それでも体温を維持できないと、運動神経にも信号が送られ骨格筋を震えさせて熱をつくりますが、これが寒いときに起こる震えです。
何故手が震えるのか?
手がふるえる場合、病気が原因のこともあります。 最も多いのは本態性振戦かパーキンソン病ですが、ほとんどはふるえ方の違いで見分けることができます(表)。 そのほかには、甲状腺機能亢進症や、脳卒中などの重大な病気が隠れている場合もあります。 また、薬の副作用でも同じような手のふるえがみられることがあります。
どうたいせいしんせん?
本態性振戦 とくに問題となる原因がなく、生理的なふるえが 起こるような状況でもないのにもかかわらず、手や 頭にふるえが生ずる病気です。