食べ過ぎるとゲップが出るのは、食道と胃のつなぎ目「噴門」が、一時的に開いて胃にたまった空気を出す現象です。 このとき空気だけでなく胃酸も逆流することが起こります。 早食いでは、よく噛まずに飲み込んでしまうため、食べ物と空気をたくさん飲み込んでしまいます。
逆流性食道炎でげっぷなぜ?
逆流性食道炎の原因としては食道裂孔ヘルニア、食道の運動障害、肥満、高脂肪食の摂取、食後すぐ横になるなどの生活習慣も挙げられます。 これらは全て胃酸を胃から食道側に押し上げてしまう要因となります。 胃酸が食道に押し上げられること(逆流)でゲップや胸焼け、胸のつかえ感など様々な症状が引き起こされます。
ゲップが出過ぎるのはなぜ?
嘔吐や出血など他の目立った症状はないけれど、げっぷやおならが頻繁という場合、緊張や不安で知らない間に空気を飲み込む機会が多くなっていることがあります。 呑気症が現れやすい人は、日頃からストレスが多いケースや、精神的な疲れの出やすい人であることが多く、過敏性大腸症候群などの病気に繋がりやすい状態です。
逆流性食道炎を放っておくとどうなる?
逆流性食道炎を放置すると・・ 胃酸の逆流が長期に続くと、バレット食道という病態を引き起こします。 バレット食道は、特殊な食道がん(バレット腺がん)の発生母地となり、食道がんのリスクが高まります。 また、食道粘膜障害が強くなると、食道狭窄を引き起こし、食べ物が通りにくくなってしまうことがあります。
ゲップはどこから出るか?
息の空気は、肺(はい)にいきますが、食べ物といっしょに入った空気は、そのまま胃(い)や腸(ちょう)にいきます。 そして、胃に入った空気が、逆もどりして口からでたのが「げっぷ」。 胃を通りすぎて、腸内で発生したガスといっしょになっておしりからでるのが「おなら」です。