胸が焼ける感じ、酸っぱいものが上がってくる、食後に胸やみぞおちのあたりが痛い、というのが主な症状です。 その他の症状として、のどの違和感、声のかすれ、慢性の咳(肺や心臓に異常がないのに咳が続く)などがあり、これらは主に寝ているときに胃液がのどのあたりまで逆流してくることにより起こる症状です。
逆流性食道炎を治すにはどうしたらいいですか?
生活習慣や姿勢の問題を改善していくことも大切ですが、胃食道逆流症の治療の基本は薬物治療です。 薬物治療では、はじめにプロトンポンプ阻害薬という胃酸の分泌を抑える薬を8週間継続して使用します。 胃酸が出る前、つまり食前の30~60分にのむことをお勧めします。
逆流性食道炎 進行するとどうなる?
逆流性食道炎を放置すると・・ 胃酸の逆流が長期に続くと、バレット食道という病態を引き起こします。 バレット食道は、特殊な食道がん(バレット腺がん)の発生母地となり、食道がんのリスクが高まります。 また、食道粘膜障害が強くなると、食道狭窄を引き起こし、食べ物が通りにくくなってしまうことがあります。
逆流性食道炎 症状 いつでる?
胸が詰まるような痛みを感じたり、のどの違和感や慢性的に咳が持続する患者さんもいます。 胃酸の逆流は食後2~3時間までに起こることが多いため、食後にこれらの症状を感じたときは胃酸の逆流が起きている可能性を考える必要があります。
逆流性食道炎の検査はどうやるの?
食道内視鏡検査 口または鼻から細い管(内視鏡)を食道に入れて、食道の粘膜の状態を直接観察します。 炎症などによる粘膜の障害が認められれば逆流性食道炎と診断できます。 検査前日の夜から食事の制限などがありますが、がんやその他の病気がないかどうかを確認するために必要な検査です。