症状は? 胸が焼ける感じ、酸っぱいものが上がってくる、食後に胸やみぞおちのあたりが痛い、というのが主な症状です。 その他の症状として、のどの違和感、声のかすれ、慢性の咳(肺や心臓に異常がないのに咳が続く)などがあり、これらは主に寝ているときに胃液がのどのあたりまで逆流してくることにより起こる症状です。
逆流性食道炎 どうやってわかる?
逆流性食道炎の診断は、「食後に胸焼けがする…」 「胃液がこみ上げてきて酸っぱく感じる…」などの症状から診断することもありますが、胃酸の分泌を抑える薬をお飲みいただき、症状が改善するかどうかで診断することもあります。 また、胃カメラを行い、食道粘膜の炎症の有無や炎症があればびらんや潰瘍などの程度を観察します。
逆流性食道炎を治すにはどうしたらいい?
逆流性食道炎に対する薬としては、胃酸の分泌を抑える薬、消化管運動改善薬、漢方薬(六君子湯)などが処方されます。 薬の服用によって自覚症状や食道炎が改善した場合、引き続き薬を飲むかどうかは医師が患者一人ひとりについて判断します。 薬を飲むことと並行して、予防法で挙げたような生活習慣の改善も必要になります。
逆流性食道炎は何故なるの?
逆流性食道炎は、加齢・食事の内容・肥満・姿勢などによって、食道を逆流から守る仕組みが弱まるか、胃酸が増えすぎることで胃液が逆流するために起こります。
逆流性食道炎 どうする?
胃食道逆流症に対する治療では、胃酸の分泌を抑えるお薬が有効で、プロトンポンプ阻害薬(PPI)がよく使われます。 わが国では、従来のPPIと比較してより強く酸分泌を抑えるとされるカリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)が使われることもあります。