逆流性食道炎を放置すると・・ 胃酸の逆流が長期に続くと、バレット食道という病態を引き起こします。 バレット食道は、特殊な食道がん(バレット腺がん)の発生母地となり、食道がんのリスクが高まります。 また、食道粘膜障害が強くなると、食道狭窄を引き起こし、食べ物が通りにくくなってしまうことがあります。
逆流性食道炎 繰り返すとどうなる?
逆流性食道炎の症状 などといった色々な症状があります。 まれではありますが、重症なものになれば吐血(口から血を吐くこと)をきたすこともあります。 また、重度の逆流性食道炎を繰り返していると右の図のように食道の狭窄(せまくなること)をきたす場合もあります。
逆流性食道炎 何日続く?
治療を開始すると、通常は数日で効き始めて、1~2週間で改善することが多いです。 一時的に症状が改善しても再発することが多いので、長期間薬を飲み続けることが必要になることもあります。 食道粘膜の炎症が完全に良くなるには約8週間はかかるといわれています。
逆流性食道炎はどれくらいで治る?
症状から逆流性食道炎を診断し、胃酸の分泌を抑える薬を内服し、2~4週間後に治療効果をみるという方法です。 問題点として、同様の症状を起こす他の病気(胃潰瘍や胃がん、食道がんなど)であった場合でも症状が一時的には改善し、診断が遅くなる場合があります。
逆流性食道炎 何度もなる?
逆流性食道炎は再発しやすい疾患です。 肥満や便秘、食後にすぐ横になる、姿勢の悪さなどの生活習慣に深くかかわっているので、これらの生活習慣を改善させていかないと治療により症状がおさまっても再発する恐れがあります。