尿比重が高い値の場合、糖やタンパクが漏れ出していると考えられます。 疑われる病気は、糖尿病、心不全、ネフローゼ症候群などです。 尿比重が低い値の場合、腎臓の尿濃縮力が低下する慢性腎炎や尿崩症が疑われます。 水分の過剰摂取や利尿剤の服用でも値が下がることがあります。
尿の比重で何がわかる?
尿の水分と固形成分の比率を調べます。 水分摂取量、腎機能、尿酸、糖、タンパクなどの影響で変化し、腎不全や糖尿病の判断に役立ちます。
尿pH 高いとどうなる?
●尿pH:基準値 6.0前後 通常、尿のpHは6.0前後なので、やや酸性です(7.0が中性で、それより数値が低いほど酸性、高いほどアルカリ性)。 基準値より数値が低い場合は、「栄養不良、発熱、糖尿病」などが考えられます。 数値が高い場合は、「尿路感染症」が疑われます。
検尿 最初の尿 どれくらい?
尿がではじめたらしばらくはコップにとらず、そのあとコップを受けて、とり始めます。 こうすると体のなかにあったものだけがコップにとれることになり、より正確な検査ができることになります。 尿量はコップに1/3ほどあればよいのです。
脱水 尿 比重 どうなる?
尿検査のひとつで、蒸留水に対する尿の比重を調べます。 高い場合は糖尿病、脱水症など、低い場合は腎不全、尿崩症などが疑われます。 尿のなかには、さまざまな物質が含まれているため、水にくらべて比重が高くなります。 この比重の変化を調べることで腎機能の異常などの発見に役立ちます。