腎盂・尿管がんは、UICCあるいは本邦の腎盂・尿管・膀胱癌取扱い規約により、ステージ0a、0is、Ⅰ〜Ⅳの臨床病期(病気の進行度)に分類されています。 ステージ0〜Ⅱは腎盂・尿管にとどまるがんですが、Ⅲになると腎盂・尿管の外の組織まで、Ⅳになると隣接臓器や腎周囲脂肪までがんの根が伸びていったものをさします。
尿どうがん 余命?
治療成績・予後 一般的に、腎盂・尿管癌の予後は不良といわれていますが、表在性癌であった場合の予後は良好で5年生存率は85~100%程度です。 但し、術後に膀胱内再発がかなり多い(約30-35%)ので定期検診は必要になります。
尿どうがん 症状?
初期の場合の自覚症状はほとんどありませんが、がんが進行し尿道を圧迫すると頻尿や尿の出ずらさを自覚するようになり、さらに尿道や膀胱まで癌が広がると血尿が出現します。 また前立腺がんが進行し骨転移などが出てきた場合には骨の痛みが出現するため、腰痛で受診した整形外科の病院で前立腺がんの可能性を指摘されることもあります。
膀胱癌 何科?
泌尿器科 / 膀胱癌
腎盂癌 何科?
腎盂尿管がんにおいては、前立腺がんにおけるPSAのような早期発見に有用な血中腫瘍マーカーは今のところありません。 したがって、早期発見のためには、定期的に (年1回程度) 尿検査を行い、血尿などの異常を指摘されたら泌尿器科専門医の診察を受けることが重要です。