膀胱は、尿の「貯水タンク」のようなもので、「膀胱の容量がいっぱいになってくると尿意が起こる」という仕組みになっています。 膀胱の平均的な容量は300~400mLほどです。 そこに、尿が150~200mLほど溜まると、尿意をもよおす仕組みになっています。
どれくらいで尿意感じる?
尿意を感じる膀胱内圧は しかし、次第に量が多くなると内圧の上昇がみられ、内圧が15~20cmHOに達すると、尿意を感じるようになります(図1参照)。
尿意の量は?
通常尿量は成人では一日1000~1500mlです。 膀胱は通常100~150mlで最初の尿意(初発尿意)を感じます。 ここでは尿意が起こらずあっても我慢が出来ます。 そして膀胱の中に溜まった尿が250~300mlとなると我慢が出来なくなり排尿しなければならなくなります(最大尿意)。
尿意 何分我慢?
普通の状態であれば、人間は最初に「トイレに行きたい」と感じてから1時間程度は我慢することができます。 しかし、尿意切迫感の症状が出ている方の場合は、強い尿意が突然訪れるとともに、一度その尿意を感じると我慢することが難しいのが特徴です。
尿量 どのくらい?
尿量は体重1kgに対して0.5mL/時が最低でも必要とされます。 したがって、体重×0.5mL×24という計算式で必要最低尿量を求めることができます。 体重60kgの人であれば、60×0.5×24=720で、720mLが1日に必要な最低尿量になるわけです。