ニキビ菌(プロピオニバクテリウム アクネス) 日頃から私たちがニキビって呼んでいるこの症状、じつは尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)という皮膚の病気です。 顔や胸、背中などによくできる赤いプツプツ、ニキビは、毛包(毛の根元にある袋状の部分)や皮脂腺が炎症を起こしている状態です。
ニキビの中身って何?
ニキビが進行する段階 肉眼ではまだ確認できませんが、過剰分泌された皮脂や男性ホルモンの分解産物が毛穴の出口に詰まっています。 角層が角化現象を起こし、ニキビができやすくなっている状態です。 毛穴の出口が狭くなると、皮脂が毛穴の内側に溜まります。 すると、皮脂を好むアクネ菌が繁殖して毛穴の中が炎症を起こしてしまいます。
ニキビ 膿 なぜ?
ニキビで膿がたまる理由 アクネ菌が増殖すると、炎症を引き起こして「赤ニキビ」となります。 この段階で食い止められれば良いのですが、炎症がさらに悪化すると、アクネ菌とそれを減らすために集まった白血球やその残骸が膿となってパンパンにたまった「黄ニキビ」になってしまうのです。
ニキビはどこにでもできるのか?
ニキビは皮膚のどこでもできるわけではありません。 実はニキビのできる部位は毛穴なのです。 毛穴とは毛の生える皮膚の小さい孔のこと、医学的には毛嚢や毛包といいます。 呼び方は違っても意味は同じです。
ニキビの膿 どうする?
必ず、医療機関での清潔な処置が必要です。 ニキビが多量の膿に耐えられず破れてしまった場合(自壊(じかい)した場合)は、できるだけ清潔に保ち、抗生剤を塗りましょう。 清潔に保つコツは、消毒をするのではなく、石鹸で1日2-3回しっかり洗うことです。