牛乳はもともと子牛の生育のためにあります。 子牛は体重約40kgで生まれ、生後約47日で体重が2倍になります。 これほど早く成長するには、体を支える骨もしっかり成長する必要があることから、牛乳には113mg/100mlもの豊富なカルシウムが含まれています。
カルシウム 乳製品 なぜ?
なかでも、牛乳や乳製品は、他の食品に比べてカルシウムの吸収率が高いうえに、1回の摂取量も多いので、効率よくカルシウムがとれます。
牛乳に含まれるカルシウムの吸収率がなぜ高いのか?
牛乳のカルシウム吸収率が優れている要因 ・たんぱく質のカゼインからできるカゼインホスホペプチド(CPP)が、小腸下部でのカルシウムの吸収を助けます。 ・カルシウムとリンの比率は1:1~1:2 のとき吸収が高まりますが、牛乳は約1:1 と理想的です。 リンが多すぎると、カルシウムが体外に排泄されてしまいます。
牛乳なぜ余る?
生乳5,000トンが処理不可能に 2021年12月の「生乳大量廃棄の危機」は、複数の要因が重なって生じたものです。 長引くコロナ禍の影響で、飲食店やホテル・観光業界の業務用需要が低迷するなか、牛乳生産量の約11%を占める学校給食用牛乳向けの需要が冬休みでストップ。
牛乳を飲むと骨はどうなる?
牛乳には、タンパク質、乳脂肪、糖質や水分のほかに、ミネラルやビタミンなどがバランスよく含まれています。 特にタンパク質やカルシウムが豊富なので、骨を丈夫にするといわれています。 骨には体を支え、内臓を守る役割のほかに、カルシウムをためておく「貯金箱」の役割もあるのです。