「のど」というのは、鼻の奥(鼻腔)から声帯がある気管入り口までの空気の通り道と、口から食道に向かう食べ物の通り道の総称のことで、咽頭(いんとう)と喉頭(こうとう)からなっています。 咽頭は鼻の奥から食道の入り口までの部分を指し、上咽頭・中咽頭・下咽頭の3つに分かれています。
喉咽頭どこ?
・咽頭:扁桃腺とその周りを指し、一般にノドと言われる部分で、空気の通り道であると同時に食べ物の通り道でもあります。 ・喉頭:ノドの下の方に位置し、声を出すための声帯という部分を含み、気管の入口にあたります。 ・気管から先は下気道と言われ肺に繋がっています。
咽頭側壁 どこ?
2) 中咽頭(ちゅういんとう) 四つの亜部位に分かれており、軟口蓋を「上壁」、口蓋扁桃を「側壁」(俗に言う扁桃腺です)、 舌根(ベロの付け根)を「前壁」、口を開けたときに口蓋垂(俗に言うのどちんこ)の向こうに見えるところを「後壁」といいます。
扁桃とはどこ?
扁桃は、鼻や口から体内に細菌が侵入することを防ぐ役割を果たすリンパ組織です。 口蓋垂<こうがいすい>(いわゆる“のどちんこ”)の両脇、左右の舌の付け根あたりにある口蓋扁桃は、6~7歳で大きさが最大になりますが、その後は徐々に小さくなり、大人ではほとんど分からなくなります。
下咽頭 どこから?
下咽頭は、咽頭の管の最も下の部分で、食道と中咽頭、気管とつながっている 喉頭 こうとう に隣接しています。