後鼻漏の中の成分がのどの粘膜を傷めることがあり、後鼻漏が原因で咽頭痛や咽頭違和感が起こることもあります。 また後鼻漏の粘り気が強いと、これがのどに下りて痰のようにからむ場合がよくあります。 加齢などによる嚥下機能の低下も加わると、痰(後鼻漏)が嚥下できずに咽頭に残り、咽頭違和感が強くなることがあります。
後鼻漏 咳 なぜ?
副鼻腔炎になると、鼻水が粘り気を持ってきます。 その鼻水が喉の方に流れてしまうことを「後鼻漏」といいます。 後鼻漏を起こすと、気管支はその異物を外に出そうとして咳が出ます。 また、鼻汁によって気管支が炎症を起こして気管支炎になってしまいます。
どうして後鼻漏になるのか?
●後鼻漏の原因① 鼻粘膜の分泌細胞の増殖や機能亢進による② 鼻粘膜分泌細胞の粘液線毛運動の機能低下による③ 粘性の強い鼻汁が増加する④ 後鼻腔から上咽頭の知覚過敏などが挙げられます。
のどの奥 ねばねば?
ネバネバの痰が絡んだり、喉に張り付くときは、水分をしっかりとりましょう。 痰の粘度が下がり、出しやすくなります。 また、痰は乾燥していると出にくくなり、加湿することで出しやすくなります。 加湿器やマスクを使用すると良いでしょう。
後鼻漏とはどんな症状?
後鼻漏とは鼻からのどの奥に流れている鼻水のことで普段は全く気になりませんが、鼻水がたくさんのどに流れ込むことで、のどの違和感や咳や痰等の症状の原因になります。 後鼻漏はいくら鼻をかんでも鼻水が前方から出ず、絶えずのどに流れ込んでしまいます。 その結果、鼻水を口から吐き出し続けるか、飲み込み続けるしかありません。