脳の血管が何らかの原因で狭窄(狭くなる)、閉塞(つまる)になるとその先にある脳細胞に血液が充分に行き渡らなくなります。 脳細胞は血液に溶けている酸素と糖分で生きているのでこれが足りなくなると脳細胞は死んでしまいます。
脳卒中 なぜ死ぬ?
脳卒中とは、脳の血管が詰まったり破れたりすることによって、脳が障害を受ける病気です。 脳卒中を発症すると、障害を受けた脳が司っていた身体機能や言語機能が失われたり、場合によっては死に至ることもあります。
脳梗塞の死因順位は?
厚生労働省発表の「人口動態統計の概況」によると、平成29年(2017)1年間の死因別死亡総数のうち、脳血管疾患は10万9,880人で全体の8.2%を占め、全死因の上位から3番目という結果になりました。 内訳をみると、「脳梗塞」が最も多く6万2,122人(男性2万9,494人、女性3万2,628人)です。
脳梗塞 後 何 年 生きる?
5,210人を対象とした本研究では、74.2%が脳梗塞、残りが脳出血を発症していました。 約54%が男性で診断時の平均年齢は64.3歳でした。 平均余命を計算したところ、脳梗塞を発症した患者では12.5年、脳出血の患者では12.0年となっていました。
脳梗塞になったらどうなるの?
脳梗塞では脳血管が狭まったり、塞がれたりすることで脳神経細胞に血液がいかなくなり、運動麻痺、感覚障害、高次脳機能障害、意識障害などのさまざまな症状が起こります。 脳に大きなダメージを与える脳梗塞は、治療後も後遺症として残ったり、数年のうちに再発したり……、さらには最悪の場合命を落とす可能性がある脳疾患です。