以上まとめますと、脳卒中が起きたときの対応のポイントは、(1)頭を高くしないで適当な場所に静かに移す。 (2)かかりつけの先生に病状を正確に伝える。 (3)医師の指示に基づいて救急車で患者さんを運ぶ。 (4)どんなに軽い脳卒中でも入院が原則、となります。
脳梗塞になったらどうする?
周囲の人が脳卒中と疑われるような発作症状を起こした場合は、あわてずおちついて行動することが大切です。 すぐに救急車を呼んで専門医のいる病院 へ搬送してもらうことが大切です。 「救急」であることを伝え、現在地や患者さんの性別、年齢、意識の状態や症状などを説明します。
脳梗塞 何科に行けばいい?
脳卒中を担当するおもな 診療科は、脳神経外科・神経内科・循環器科・老年科などです。
脳梗塞の早期治療は?
脳梗塞急性期に対する緊急治療の流れ 発症4.5時間以内であればt-PAという、血栓を溶かすお薬を静脈に注射し、血管を塞いでいる血の固まりを溶かします。 ただし、検査に時間がかかるため(1時間程度)、この治療を受けるには少なくとも3.5時間以内に病院に着いている必要があります。
脳梗塞になるとどうなるのか?
脳梗塞では脳血管が狭まったり、塞がれたりすることで脳神経細胞に血液がいかなくなり、運動麻痺、感覚障害、高次脳機能障害、意識障害などのさまざまな症状が起こります。 脳に大きなダメージを与える脳梗塞は、治療後も後遺症として残ったり、数年のうちに再発したり……、さらには最悪の場合命を落とす可能性がある脳疾患です。