MRI検査は強力な磁石でできた筒の中に入り、磁気の力を利用して体の臓器を撮影する検査です。 特に頭部の検査では、脳腫瘍(のうしゅよう)、脳梗塞(のうこうそく)、脳出血(のうしゅっけつ)などの病変の有無を調べることが可能です。 脳出血や脳梗塞では、病変の有無、大きさだけでなく病気の発症時期を推測することが可能です。
脳のMRI 何分?
MRIの検査時間 MRIの撮像時間は通常15~30分程です。 撮像時間中は絶えず撮像をしていますので、安静にできない小さなお子様や認知症の方は場合によっては検査を中断することもございます。
MRIのはなんであんなに音がするのか?
A:MRI検査時の音は、スピーカーと同じ原理で発生します。 MRI撮像時に大きな磁石の中にある傾斜磁場コイルに電流を流すと力が生じ、傾斜磁場コイルが振動します。 その振動エネルギーが磁石本体などに伝播することによって音が生じます。
脳血管障害の検査は?
脳出血も脳梗塞も場合によっては生死にかかわるため、早急に検査を行うことが重要です。 脳卒中の診断には、コンピュータ断層撮影(CT)、核磁気共鳴画像(MRI)、核磁気共鳴血管撮影(MRA)など様々な検査で、脳卒中の種類を判定します。
MRI なぜわかる?
そこでMRIでは、磁気を使って人の体内を撮影します。 磁気で磁場をつくった空間に人が入り、そこに電磁波を当てると、体内の水素原子が移動します。 その後、電磁波を止めると、水素原子が元に戻ろうとします。 MRIはこの水素原子の動きを画像にしています。