おしっこの我慢は膀胱炎になるとか腎臓に悪いといわれた時代もありました。 しかし現在は、さまざまな医学的研究から、排尿の我慢で病気にはならないことが確認されています。 我慢を続ける時間は特に決まっていませんが、数分程度の我慢から始めて無理のない範囲で時間を延ばしていきましょう。
おしっこはどれぐらい我慢できるのか?
また、特に夜間頻尿はつらいと感じる方が多いと思います。 最小尿意といって、膀胱が尿意をもよおす最小の量は、100cc~150ccぐら。 でも、350cc~400ccぐらいまでは、我慢することができます。 150ccで尿意を感じ始めてから、もう漏れる寸前という400ccぐらいまで我慢できるのです。
排尿を我慢できるのはなぜ?
強い尿意を感じても排尿を我慢することができるのは、外尿道括約筋を収縮させて排尿を抑制しているためです。 排尿を我慢した後に排尿しようとしてもすぐに出ないのは、多量の尿によって弛緩していた膀胱の筋肉が、収縮を始めるまでに時間がかかるからです。
膀胱炎 尿意我慢 なぜ?
女性の尿道は男性に比べ短いので、細菌が尿道から入りやすく、膀胱炎を起こしやすいとされます。 細菌が入っても、細菌が増殖する前に排尿をし、膀胱を空にすれば、膀胱炎は予防できます。 このため、排尿を我慢せず、こまめにトイレに行くように推奨されます。