乳腺の発達は、妊娠初期から始まるといわれています。 おっぱいの大きさに関係なく、妊娠期や出産後にかけて乳腺は成熟し、出産後から頻回に赤ちゃんに吸ってもらう刺激により、産後2~3日くらいから母乳の分泌量が増えていきます。 安定して出るようになるのは産後1ヶ月くらいが目安です。
初乳はいつから?
妊娠中期~産後2日目くらいまでは、乳腺が母乳を分泌できるように準備する時期です。 授乳や搾乳といった乳頭への刺激によって乳汁が作られて分泌されます。 この時期に分泌される透明の母乳を初乳(しょにゅう)と言い、感染予防のための栄養分が多く含まれると言われています。
産後2日の母乳量は?
乳汁分泌の3段階 時期 分泌される乳汁・量 特徴 乳汁生成Ⅰ期 妊娠中 ~産後2日 初乳 5~30mL/日 プロラクチンの刺激により乳汁を 分泌する。 乳汁生成Ⅱ期 産後3~8日 初乳~移行乳 45~60mL/日 乳汁の分泌量が増加し、乳房に熱感 や緊満を感じる。
母乳はどのくらいで作られる?
産後1か月: 母乳分泌の確立 最初の数週間、お母さまの身体はどれくらいの母乳を作るべきか学んでいる期間です。 そのため、乳房から飲み取られている母乳量に、対応しています。 お母さまのプロラクチンレベルは乳房から母乳を出す度に急上昇し、乳房の完全な発達を促します。 このプロセスは母乳の成分も成熟させます。
母乳 いつがピーク?
母乳の分泌量は4ヶ月頃にピークになりそれ以降は維持期に入ります。 もともとプロラクチンの量がそれほど多くない人は夜間の授乳による刺激が少なくなるとプロラクチンの分泌が低下してしまい、母乳の分泌不足につながってしまうと思われます。