嘔吐中枢は脳幹部、延髄の外側網様体にあり、心臓・肺・胃腸など内臓からの刺激や化学物質・薬物の刺激、心理的・精神的な刺激、脳圧亢進などの直接的な刺激を受けて嘔吐を起こします。
嘔吐反射 中枢 どこ?
嘔吐反射の中枢(嘔吐中枢)は延髄網様体のなかにある。 上部の消化管をはじめ腹部,胸部の臓器や漿膜に異常な刺激(たとえば炎症)が加わると,その情報はその領域に分布する迷走神経,交感神経内の求心性神経を通じて嘔吐中枢に伝達され,嘔吐中枢を刺激する。…
嘔吐中枢とは何か?
嘔吐中枢(おうとちゅうすう、英:vomiting center)とは脳幹内に存在する嘔吐運動に対する反射中枢としての機能を持つ領域。 咽頭の機械受容器、胃と十二指腸の張力と化学受容器、脳幹の化学受容器引き金帯、内耳の半規管などからの求心性刺激を受け取ることにより嘔吐を引き起こす。
中枢性嘔吐のメカニズムは?
嘔吐中枢が刺激されると迷走神経、交感神経、横隔膜神経、脊髄神経などを介して、胃噴門部が弛緩し胃幽門部が閉鎖され胃の逆蠕動が起こる。 さらに横隔膜や腹筋が強く収縮することで、胃内容物や胃液が排出される。 悪心・嘔吐の原因は消化器疾患とは限らない。 嘔吐は嘔吐中枢を刺激する原因によって中枢性嘔吐と末梢性嘔吐に大別される。
嘔吐物 どこから?
一般的に嘔吐した場合、吐瀉物は胃酸を中心に胃の内容物である。 胃炎や胃潰瘍などの病気により発生した場合には、それら以外に血液を含む場合がある。