夜間頻尿は年齢を重ると頻度が高くなり、日常生活に支障をきたす症状となります。 一方、頻尿は昼間の排尿の回数が多いことを意味し、夜間の頻尿である夜間頻尿とは区別されています。 夜間頻尿になると、睡眠障害になったり、寝ぼけたままトイレに行くため転倒によるケガの心配も出てきます。
頻尿は何が原因?
頻尿の原因は様々ですが、過活動膀胱、残尿(排尿後にも膀胱の中に尿が残ること)、多尿(尿量が多いこと)、尿路感染・炎症、腫瘍、心因性に分けることができます。
小便の回数は?
一般的に排尿の回数は1日に5~7回くらい(昼間の排尿の間隔が約3~5時間)が正常といわれています。 1日の排尿回数が8回以上に及ぶと「頻尿」とされます。 また、毎晩のように就寝後から起床前までの間に排尿のために起きなければならない場合は、「夜間頻尿」と見なされます。
頻尿は病気ですか?
頻尿にはさまざまな原因があるので、病院できちんと診察してもらうことが最も大切です。 頻尿は日常生活に支障をきたすだけでなく、膀胱炎や糖尿病、子宮筋腫といった疾患のサインの可能性があります。 そのため、早めに治療を行う必要があります。
小便の量は?
通常尿量は成人では一日1000~1500mlです。 膀胱は通常100~150mlで最初の尿意(初発尿意)を感じます。 ここでは尿意が起こらずあっても我慢が出来ます。 そして膀胱の中に溜まった尿が250~300mlとなると我慢が出来なくなり排尿しなければならなくなります(最大尿意)。