パーキンソン病では、黒質のドパミン神経の減少に加え、他の中枢神経や自律神経もダメージを受けます。 これにより、手足の震えなどの代表的な症状に加え、精神症状や自律神経の障害があらわれることもあります。 「抑うつ」や「幻覚」を伴う場合があります。 また、高齢で重度の患者さんでは、「認知症」を合併することもあります。
パーキンソン病 進行するとどうなる?
進行例では、歩行時に足が地面に張り付いて離れなくなり、いわゆるすくみ足が見られる。 方向転換するときや狭い場所を通過するときに障害が目立つ。 パーキンソン病では上記の運動症状に加えて、意欲の低下、認知機能障害、幻視、幻覚、妄想などの多彩な非運動症状が認められる。
パーキンソン病ってどうなるの?
パーキンソン病の特徴と進行パーキンソン病は、手足の震えや筋肉のこわばりなど、運動機能に障害が現れる病気です。 「手足が震える」「動作が遅くなる」といった自覚症状が出たら、パーキンソン病を疑ったほうがいいでしょう。 症状には、体の片側から出始め、次第に反対側に広がっていくという特徴があり、ゆっくりと進行します。
パーキンソン病はどうして起こる?
パーキンソン病では、神経伝達物質のうち黒質という部位にある「ドパミン」が減少することにより、うまく運動ができなくなります。 ドパミンの量が減る原因は、まだ十分には解っていません。 年齢に伴った脳の何らかの変化や一部は遺伝子に関連した変化が原因として推定されています。
パーキンソン病 最後はどうなる?
全経過は15年から20年と言われ、末期には寝たきりとなり、抗パーキンソン薬も効果がなくなり、肺炎などの感染症が起こってしまいます。