パーキンソン病の診断は、神経内科での問診から始まります。 問診でパーキンソン病が疑われたら、検査で脳や筋肉などの異常を調べます。 他の病気ではないことを確認するための画像診断、血液検査、尿検査も行います。 これらの結果を厚生労働省が作成した診断基準と照らし合わせ、基準を満たしていれば、パーキンソン病と診断されます。
パーキンソン病 どんな検査でわかる?
主な検査には、MRI脳画像検査、脳血流スペクト検査、MIBG心筋シンチグラフィ、ドパミントラン スポーターシンチグラフィ(DATスキャン®)、嗅覚検査があります3,6,7)。
パーキンソン病は血液検査でわかりますか?
片足がうまく動かず、脳梗塞になった人のように足を引きずって歩くようになり、後になってこの病気が判ることもあります。 このように特徴的な症状があるパーキンソン病ですが、頭部断層写真や脳波、血液検査など通常行われる検査に異常はありません。
パーキンソン病の注意点は?
パーキンソン病は、症状の進行にともない体を動かしにくくなりますが、だからといって体を動かさないことは、運動機能の低下を加速させるおそれがあります。 安全で動きやすい環境を整え、生活の中でできるだけ動くことを心がけましょう。
パーキンソン病の画像検査は?
MRIの画像検査は行いますが、パーキンソン病では異常は通常見られません。 他の疾患でないことを確認するためにMRI検査を行います。 その他の参考になる検査に、MIBG心筋シンチグラフィとDATシンチグラフィがあります。 MIBG心筋シンチグラフィは注射15分後と3時間後 に各5分間撮影します。
パーキンソン病は治りますか?
残念ながら、パーキンソン病を完全に治す治療法はまだありませんが、お薬により症状が改善されます。 お薬でうまく治療していけば、今までと同様の生活をおくっていただくことが可能です。 運動のしくみを調整するような働きを担うドパミンが減少することで、動きが遅くなったり、体の緊張が高くなったりします。
パーキンソン病の検査は何科でしてもらえるの?
パーキンソン病の検査は何科でしてもらえるの? パーキンソン病が疑われる場合、診断のための検査は神経内科で受けることができます。 神経内科は、脳神経系の疾患を中心に、脊髄、神経、筋肉など全身の疾患をみていく診療科です。 考える・感じることが困難になる病気や、パーキンソン病のようにうまく身体を動かすことができなくなる病気の検査・治療を担当する診療科目と覚えておきましょう。 パーキンソン病の検査ではどんな診断をする? パーキンソン病の検査は神経内科を受診すべきであるとわかったところで、ここからは、実際のパーキンソン病の検査・診断手順について、具体的にご紹介していきます。
パーキンソン病の検査で心臓を診ることはできますか?
パーキンソン病の検査で心臓を診ることもある? 前項で紹介したパーキンソン病の検査・診断手順のうち、CTやMRIを使った脳の画像検査の段階で、心臓の交感神経の状態を確認する検査が行われる場合もあります。 パーキンソン病の検査で行われる心臓検査は「MIBG心筋シンチグラフィー」です。