パーキンソン病患者でみられるすくみ足は、歩幅の間隔で線を引いて歩行の目安としたり、メトロノームや「いち、に。 いち、に」の掛け声に合わせて歩行するなど、視覚や聴覚によるリズム刺激によって改善されやすい。
Parkinson〈パーキンソン〉病患者がすくみ足を軽減させる練習をする時に、看護師が行う助言で適切なのはどれか?
足が地面から離れないような歩行であるすくみ足の時に、かかとから足をつくよう勧めても改善につながりにくく、リズムよく足を高く上げてかかとから足をつくよう勧める方が適切である。
パーキンソン病 すくみ足 なぜ?
パーキンソン病患者さんの歩行は、歩き始めや向きを替える際に、すくみ足や小刻みになりやすいことが特徴です。 足首から体にかけての筋肉が、強く持続的に収縮するためです。
パーキンソン病 筋固縮 なぜ?
脳の大脳基底核は、神経活動を適切に抑制することで身体をスムーズに運動させる役割を担っています。 ドパミンが欠乏することで大脳基底核の働きが低下し、神経活動の抑制が過剰になります。 このことから、4大症状として筋固縮、安静時振戦、無動(寡動)、姿勢反射障害が生じます。
パーキンソン病 動かないとどうなる?
その他にも非運動症状と言って、中枢のアセチルコリンやセロトニンなども減少するためにうつ症状・睡眠障害などの精神的症状が現れたり、自律神経もダメージを受けるので、便秘・頻尿・起立性低血圧が現れることもあります。